アトレティコとバルサに亀裂 グリーズマンの交渉巡り法的措置を検討
仏代表で練習するグリーズマン
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『As』によれば、アトレティコ・マドリーは、アントワーヌ・グリーズマン獲得の可能性があるFCバルセロナに対して法的措置を検討している。
すでにアトレティコ退団を発表しているグリーズマンは、3月にバルサと契約を済ませていたと『El Larguero』が報道している。
グリーズマンのアトレティコとの契約は、2023年までであるものの、7月1日以降はその移籍金が2億ユーロ(約242億円)から1億2,000万ユーロ(約145億円)に下がることになる。
アトレティコは、チャンピオンズリーグやラ・リーガのタイトル獲得の可能性があるなかでバルサが自身の保有する選手と契約していたかもしれず、今回の件に関するバルサの姿勢に大きな不信感を抱いている。
アトレティコは、『El Larguero』が報道した内容を注意深く調査しており、バルサに対して法的措置を起こすか検討している。
■グリーズマンのアディオス
5月14日、グリーズマンはアトレティコの役員達(ギル・マリン、ディエゴ・シメオネ、アンドレア・ベルタ)にクラブを離れる意思を伝えているものの、どのチームへ加入するかは明確にしていなかった。
しかし、アトレティコでは、グリーズマンの将来がすでにバルサにあると考えられている。アトレティコは、昨シーズンにバルサがグリーズマンと交渉したことを快く思っていなかったが、アトレティコとバルサの幹部達の関係性は常に良好であり、お互いに尊重し合っていた。しかし、今回の信頼を裏切るバルサの行動に、アトレティコは怒りを露にしている。