トップレベルの“9番”を求めるバルサの移籍市場ターゲット
バルサの9番補強リスト
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FCバルセロナは2019/20シーズンに向けて補強計画を立てている。ルイス・スアレスはバルサの中心となる選手であるが、バルサはもう一人のトップレベルの“9番”を必要としている。しかし市場は厳しく、一流の選手たちはヨーロッパの強豪クラブが押さえている状態だ。
シーズン終了間際、特にコパ・デル・レイ決勝でのスアレスの状態から休息をとる為に代役となる選手の確保が必要だとバルサは悟った。
FCバルセロナの強化部門はスアレスの代役候補を求めて市場をくまなく探し周っている。
目を付けた選手にはアーセナルのピエール=エメリク・オーバメヤンやアレクサンドル・ラカゼットなどがいる。
オーバメヤンにとってもラカゼットにとってもバルサからのオファーは魅力的だ。アーセナルはヨーロッパリーグでチェルシーに4-1で敗れ、来季の欧州CL出場権を失った。また両選手ともバルサ所属のデンベレと共にプレーしていたことがある。
しかし、問題なのはオーバメヤンもラカゼットもアーセナルとの契約がまだ残っており、監督ウナイ・エメリからの信頼も厚く、ガナーズでのスタメンの座は保証されている。
■将来有望な若手選手たち
バルサはブンデスリーガやリーグ・アン、セリエAなどに所属している複数の若手選手らに目をつけている。
レアル・マドリーも関心を寄せるブンデスリーガ・RBライプツィヒ所属のティモ・ヴェルナーがその一人だ。しかし、ドイツで活躍するこの選手の獲得は経済的に厳しいと予想される。
また同様にルカ・ヨヴィッチ(アイントラハト・フランクフルト)にもバルサ強化部門は大きな関心を示しているが、その市場価格の高さがネックである。
LOSCリール・メトロポール所属のニコラ・ペペや、ACミラン所属のクシシュトフ・ピョンテクも補強候補である。
ポーランド代表のピョンテクはメッシのポジションであるウイングでも活用できる。同様に左利きのペペもメッシの代役として起用が可能である。
バルサのようなトップレベルのチームでペペがどう力を発揮するかは未知数だが、所属クラブのLOSCリールはリーグ・アン2位となっている。
一方で、ピョンテクが所属するミランはここ数年危機的状態にあり、来季もCLの出場を逃している。
■バルセロナの補強リスト
■ピエール=エメリク・オーバメヤン
アーセナル/2021年6月に契約満了/生年月1989年6月18日/31ゴール/8アシスト/51試合出場/右利き
■アレクサンドル・ラカゼット
アーセナル/2022年6月/1991年5月28日/19ゴール/13アシスト/49試合/右利き
■ティモ・ヴェルナー
RBライプツィヒ/2020年6月/1996年3月6日/19ゴール/10アシスト/37試合/右利き
■ルカ・ヨヴィッチ
アイントラハト・フランクフルト/2023年6月/1997年12月23日/27ゴール/7アシスト/48試合/両利き
■クシシュトフ・ピョンテク
ACミラン/2023年6月/1995年7月1日/30ゴール/2アシスト/42試合/右利き
■ニコラ・ペペ
LOSCリール・メトロポール/2022年6月/1995年5月29日/23ゴール/12アシスト/41試合/左利き
■各選手の推定市場価格
オーバメヤン:7,500万ユーロ(約91億円)
ラカゼット:6,500万ユーロ(約79億円)
ヴェルナー:6,500万ユーロ(約79億円)
ヨヴィッチ:5,500万ユーロ(約67億円)
ピョンテク:4,000万ユーロ(約49億円)
ペペ:4,000万ユーロ(約)(約49億円)