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「乱入者より存在感がない」「指揮官は賭けに負けた」CL決勝で敗れたトッテナムと負傷明けのエースに辛辣評価!


 現地時間6月1日、スペインの首都マドリードで開催されたチャンピオンズ・リーグ決勝で、リバプールトッテナムを2-0で下し、晴れて欧州王者の座を射止めた。

 11年ぶりのイングランド勢対決とあって、英メディアの関心は非常に高かった。1年前の雪辱を果たしたリバプールの戦いぶりが称えられる一方で、トッテナムの出来については手厳しい意見が集まっている。

 そのターゲットとなっているのがこの試合で4月9日以来、およそ2か月ぶりに先発に名を連ねたハリー・ケインだ。CL準々決勝第1レグのマンチェスター・シティ戦で左足首の靭帯を損傷し、一時は今季絶望的とも言われたが、指揮官マウリシオ・ポチェティーノは復帰を待ち続け、天王山の戦いで主砲の起用を決断。だが、敗北という結果を受けて、このジャッジを批判する声が高まっているのだ。

 英紙『The Telegraph』は「監督は賭けに負けた。ケインはピッチ上でしおれ切っていた」と口火を切り、ケインを含めたチーム全体を辛辣に評した。

「サラーが仕事をしたのに対し、ケインは責務を全うできなかった。同じく負傷明けで起用されたフィルミーノに対して、ユルゲン・クロップは早々に見切りをつけたのに、ポチェティーノはそれができなかった。そしてトッテナムの前には巨大な壁、フィルジル・ファン・ダイクがいた。ケインはピッチ上で厄介な存在になれなかったのだ。

 もちろんケインだけではないが、マドリードの暑さにやられたトッテナムは体力を奪われているように見え、錆びついているかのようだった」


 また、『Daily Mail』紙は「今日のチームは本来のトッテナムではなく、彼は"ケイン"でもなかった。前半でわずか11回のボールタッチ。チャンスにも恵まれなければ創出もしていない」とバッサリ。中東テレビ局『beIN SPORTS』のCL決勝中継に参加していたアーセン・ヴェンゲルジョゼ・モウリーニョも「ケインは隠れてしまっていた」「本来のダイナミックなプレーが封じられた原因だ」と指摘している。

 さらに、試合を観戦していたファンからも「(18分にピッチに入り込んだ)乱入者より存在感がない」「ポチェのことは好きだけど今日の起用はどうなんだ?」「(準決勝でハットトリックをした)ルーカス・モウラを使うべきだった」「今日は2回しか姿を見なかったな」など、批判的な論調が相次いだ。

 もちろん、英国内でも「ファン・ダイクが素晴らしかった結果だ」「ケインだけの問題ではない」「負傷明けでは無理もない……」といった同情の声も寄せられている。とはいえ期待値の高さを考えれば、トッテナム史上最大のビッグステージで1点も奪えなかったのだから、エースとして立つ瀬がない。しばらくは厳しい意見に晒されそうだ。

チャンピオンズリーグ決勝MOMはリバプールの壁に。ドリブル突破はシーズンで一度も許さず

フィルジル・ファン・ダイク
フィルジル・ファン・ダイク【写真:Getty Images】

 リバプールのDFフィルジル・ファン・ダイクが、チャンピオンズリーグ決勝のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。UEFA公式サイトが伝えている。

 1日に行われたチャンピオンズリーグ決勝。開始直後に先制したリバプールは、トッテナムにボールを持たれる時間が長くなったが、決定的なシーンはほとんど与えたなかった。その要因の一つが、ファン・ダイクの存在だ。

 UEFAのテクニカル・オブザーバーであるトーマス・シャーフ氏は「ファン・ダイクは抜群のリーダーシップを発揮し、リバプールの最高のDFだった。必要とされたときに決定的な仕事をし、クールな頭でプレーしていた」と評価。決勝のマン・オブ・ザ・マッチに選出している。

 『Opta』によると、ファン・ダイクは今季出場した64試合で一度も相手にドリブル突破を許していないというデータが残っている。チャンピオンズリーグ決勝だけでなく、シーズンを通して見事な働きでリバプールを支えていた。

メッシが12ゴールで6度目のCL得点王に…6季連続のC・ロナウドを阻止

チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦が1日に行われ、リヴァプールトッテナムが対戦。リヴァプールが2-0で勝利を収め、14年ぶり6度目の優勝を果たして2018-19シーズンの全日程が終了。試合後、UEFAが大会の得点ランキングを発表した。


 1位はバルセロナに所属するリオネル・メッシが、12得点で今シーズンのCL得点王に輝いた。クラブは準決勝でリヴァプールに敗れたものの、メッシはエースとして今年もチームをけん引。同選手にとっては2011~2012シーズン以来、6度目の得点王となった。

 2位にはバイエルンロベルト・レヴァンドフスキがランクイン。バイエルンは決勝トーナメント1回戦でリヴァプールと対戦して2試合合計1-3で敗戦。レヴァンドフスキリヴァプール戦ではノーゴールで終わったものの、グループステージの6試合で驚異的な決定力をみせて8ゴールをマークしている。

 3位はマンチェスター・Cのセルヒオ・アグエロユヴェントスクリスティアーノ・ロナウドポルトムサ・マレガアヤックスドゥシャン・タディッチの4人で、6得点。クリスティアーノ・ロナウドはこれまで6季連続で得点王に輝いていたものの、今シーズンはメッシに得点王を譲る形となった。

■2018-19 CL得点ランキング
1位 12得点 リオネル・メッシバルセロナ
2位 8得点 ロベルト・レヴァンドフスキバイエルン
3位 6得点 セルヒオ・アグエロマンチェスター・C)
3位 6得点 クリスティアーノ・ロナウドユヴェントス
3位 6得点 ムサ・マレガポルト
3位 6得点 ドゥシャン・タディッチアヤックス
7位 5得点 アンドレイ・クラマリッチホッフェンハイム
7位 5得点 パウロ・ディバラ(ユヴェントス
7位 5得点 ネイマールパリ・サンジェルマン
7位 5得点 エディン・ジェコ(ローマ)
7位 5得点 ルーカス・モウラトッテナム
7位 5得点 ハリー・ケイン(トッテナム
7位 5得点 ラヒーム・スターリングマンチェスター・C)
7位 5得点 モハメド・サラー(リヴァプール


CL初制覇で“シルバーコレクター”の汚名返上! クロップの“決勝連敗記録”は「6」でストップ

クロップ監督にとって悲願のCL初制覇となった【写真:Getty Images】

クロップ監督にとって悲願のCL初制覇となった【写真:Getty Images】

トットナムに2-0勝利 自身初のCL優勝でドルトムント時代からの不名誉な記録に終止符

 2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリバプールトットナムとの“イングランド勢対決”を2-0で制し、14年ぶり6度目の優勝を飾った。決勝で敗れ続け、シルバーコレクターとなっていたチームを率いるユルゲン・クロップ監督にとっては2012年のDFBポカール以来のタイトルとなり、悲願のCL初制覇となった。

 2年連続でCLファイナルに辿り着いたリバプール。昨季はレアル・マドリード相手に1-3で完敗したが、今季は試合開始わずか21秒でPKを獲得し、エジプト代表FWモハメド・サラーが決めて先制に成功した。トットナムの攻撃を防ぎ切り、後半42分には途中出場のベルギー代表FWディヴォック・オリジが追加点を奪ってそのまま2-0で勝利を収めた。

 2004-05シーズン、ACミラン相手に0-3から追いつき、PK戦で優勝をもぎ取った“イスタンブールの奇跡”以来14年ぶりという欧州タイトル獲得で選手、スタッフ、サポーター全員が喜びを爆発させた。

 2015年からチームを率いるクロップ監督も、“やっと”タイトルに手が届いたという思いだろう。ドルトムント時代にはブンデスリーガ2連覇やDFBポカール優勝を成し遂げるなどタイトルホルダーとしてのイメージもあるが、ここ数年は複数コンペティションで決勝まで進むも、あと一歩のところで敗れ続けていた。

 2012年のDFBポカールで優勝したのを最後に、翌13年のCL決勝でバイエルン・ミュンヘンに惜敗。14年、15年はそれぞれDFBポカールヴォルフスブルクバイエルン相手に敗れた。リバプールに渡ってからは16年にリーグカップ決勝とUEFAヨーロッパリーグ決勝で敗北。そして、昨季のCL決勝とファイナルの舞台で6連敗中だった。

 名将クロップ監督はついにシルバーコレクターの汚名返上を果たし、自身初のビッグイヤー獲得を実現させた。

リヴァプールが14年ぶり6度目のCL制覇! サラーPKとオリジ弾で昨季の雪辱果たす

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チャンピオンズリーグ決勝が6月1日に行われ、トッテナムリヴァプールが対戦した。 

 初優勝を狙うトッテナムと14年ぶり6度目の優勝を狙うリヴァプールによるイングランド勢対決は、開始早々にスコアが動く。開始25秒、リヴァプールのサディオ・マネがペナルティエリア内へクロスを入れると、ボールがムサ・シソコの手に当たり、主審はPKの判定。2分、このPKをモハメド・サラーがゴール中央やや右に突き刺し、リヴァプールが先制に成功した。 

 その後は互いに決定機を作り出すことができず、1-0のままハーフタイムを迎えた。 

 後半に入り先にチャンスを作ったのはリヴァプール。68分、エリア内で受けたサラーの落としを、ジェームズ・ミルナーが左足ダイレクトで狙う。だが、グラウンダーのシュートはわずかにゴール右へ逸れた。 

 一方のトッテナムは73分、エリア手前中央のソン・フンミンが左へ預け、デレ・アリがミドルレンジからループで狙う。シュートは枠を捉えたが、GKアリソンにキャッチされた。79分には右サイドからキーラン・トリッピアーが上げたクロスにデレ・アリがヘディングで合わせたが、ゴール上に外れた。 

 敵陣に押し込む時間が続くトッテナムは80分、ソン・フンミンがエリア外から右足ミドルを放つと、GKが弾いたボールを繋ぎ、今度はエリア内からルーカス・モウラが狙ったが、ここもGKアリソンに阻まれた。86分にはエリア手前左で得たFKをクリスティアン・エリクセンが直接狙ったが、またしてもGKアリソンが好セーブで弾き出した。 

 すると耐え続けたリヴァプールがワンチャンスをモノにする。87分、CKの流れからエリア内左でパスを受けたディヴォック・オリジがワントラップから左足一閃。グラウンダーのシュートがゴール右に吸い込まれ、貴重な追加点となった。 

 試合はこのまま2-0でタイムアップ。リヴァプールが決勝で敗れた1年前の雪辱を果たし、14年ぶり6度目の欧州王者に輝いた。 

【スコア】 
トッテナム 0-2 リヴァプール 

【得点者】 
0-1 2分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール) 
0-2 87分 ディヴォック・オリジ(リヴァプール) 

【スターティングメンバー】 
トッテナム(4-2-3-1) 
ロリス;トリッピアー、アルデルヴァイレルトフェルトンゲン、ローズ;シソコ(74分 ダイアー)、ウィンクス(66分 ルーカス);デレ・アリ(82分 ジョレンテ)、エリクセンソン・フンミン;ケイン 

リヴァプール(4-3-3) 
アリソン;A・アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン;ヘンダーソンファビーニョ、ワイナルドゥム(62分 ミルナー);サラー、フィルミーノ(58分 オリジ)、マネ(90分 ゴメス) 

【J2第16節 岡山×愛媛】岡山がウノゼロ勝利でホーム8戦負けなしに!新加入の中野誠也がスタメン起用に応え決勝ゴール

2019年 J2 第16節 ファジアーノ岡山 VS 愛媛FC

岡山 1-0 愛媛  シティライトスタジアム(10011人) 

得点: 中野誠也
警告・退場: 

戦評: 
プライドオブ中四国」の一戦で岡山に新たなヒーローが誕生。先月に磐田から加入した中野が今季リーグ戦初先発のチャンスをモノにした。序盤からロングボールに反応してサボることなくスプリントを繰り返し、前半39分にはタイミングよく抜け出してGKの股下を抜くシュートを決める。チームはこのゴールで得たリードを守るべく集中した守備を披露。後方から丁寧につなぐ相手の攻撃に対して球際を厳しくし、放たれたシュートには体を張り続ける。勝利を飾ると、1万人を超える観衆は選手たちの奮闘に大きな歓声と拍手で応えた。






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[YouTube]ファジアーノ岡山vs愛媛FC 明治安田生命J2リーグ 第16節 2019/6/1
https://www.youtube.com/watch?v=LrlYw-nnrEU

U-22日本代表、大会3連覇中のイングランドに大金星。逆転勝利で白星発進【トゥーロン国際大会】

U-22日本代表、長沼洋一
長沼洋一【写真:Getty Images】

【U-22日本代表 2-1 U-20イングランド代表 トゥーロン国際大会 グループステージA組第1節】

 トゥーロン国際大会 グループステージA組第1節、U-22日本代表対U-20イングランド代表の試合が現地時間1日に行われた。日本が2-1の勝利をおさめている。

 大会3連覇中の強豪イングランドと対戦する日本は、愛媛FCの神谷優太や長沼洋一、ジュビロ磐田の小川航基などを先発起用した。試合開始して17分、早いパス回しから抜け出した神谷がドリブルで仕掛けると、一人でゴール前まで持ち込んでシュートを放った。しかし、惜しくもゴール上に外れる。20分にも日本にチャンスが訪れるが、小川のシュートはゴール左に外れた。

 再三のチャンスも決めきれずにいると、38分にコーナーキックからトレヴォ・チャロバーにヘディングシュートを決められてイングランドに先制点を奪われてしまう。それでも47分、舩木翔のフリーキックに大南拓磨が飛び込み同点ゴールを決めた。さらに68分、伊藤達哉のクロスに長沼が頭で合わせて逆転に成功。結局、日本は2-1の勝利をおさめている。

【得点者】
38分 0-1 チャロバー(イングランド
47分 1-1 大南(日本)
68分 2-1 長沼(日本)