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1試合2発の久保建英、”今季1点取って変わった”ことは?

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FC東京の日本代表MF久保建英は、1日のJ1リーグ第14節・大分トリニータ戦でフル出場。自身初の1試合2得点でチームを3-1の勝利に導いた。第12節・ジュビロ磐田戦(1-0)の今季初ゴールから3試合で4得点と量産体制に入っているが、「1点取ってから変わったこと」を問われた17歳のレフティーは、「Jリーグ公式で自分の名前を見た時に、『1』って書いてあることくらい」と笑いを誘った。

プロ3年目の今季、レギュラーの座を獲得した久保は、大分戦でも右サイドハーフで先発出場。試合は前半30分、DF室屋成のクロスからMF橋本拳人がヘディングで合わせてFC東京が先制すると、同39分にはカウンターを仕掛けようとした大分からボールを奪った久保がドリブルで駆け上がる。中央やや左寄りからペナルティーエリア内に進入した久保は左足を振り抜くと、相手に当たって軌道は変化したが、鋭いボールがニアへ突き刺さった。

後半に1点を返されるも、アディショナルタイムに相手スローインからMFティティパンがバックパス。ハーフウェーライン近くまで上がっていた相手GK高木駿へのパスが弱く、ボールを拾った久保がそのままドリブルで持ち運び、無人のゴールにシュートを流し込んだ。 


Jリーグ公式で自分の名前を見た時に、(得点数の欄に)1って書いてあることくらい」


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6月5日(トリニダード・トバゴ戦)・9日(エルサルバドル戦)の国際親善試合に加え、同月のコパ・アメリカの日本代表メンバーに選出されたなか、代表合流前のラストゲームで自身初の1試合2得点をマーク。試合後のフラッシュインタビューでは、「とても緊張しています、頑張ります! FC東京の代表として、しっかり、悔いのないよう戦ってきたいと思います。応援よろしくお願いします。個人的にはけっこう良い感じでこの中断に入れた。ここでしっかり代表につなげていければいいかなと思います」と代表への意気込みを語っていた。

そして、試合後の取材対応で、「今季1点取ってから変わったこと」を問われた久保は、冷静に言葉を紡いだ。

「変わったのは、Jリーグ公式で自分の名前を見た時に、(得点数の欄に)『1』って書いてあることくらいですね。特にそれ以外は変わったことはないです。入る時は入るんで。自分はチャンスがある試合はあると思いますし、ない試合はない。そのなかでたまたま入ったのかなと思います」

【FC東京】「彼に頼りっぱなし」ではない。見逃せない橋本拳人のアグレッシブな献身

中盤でバランスを取りつつ、見事な先制弾。大分戦の橋本は申し分のない働きを見せた。

[J1・14]FC東京3-1大分/6月1日/味の素スタジアム
 
 3-1のスコア以上に大分を圧倒した印象だ。ピンチらしいピンチは前半4分に星雄次に至近距離からシュートを打たれた場面(GKの林彰洋がセーブ)のみで、オナイウのゴールは一瞬のスキを突かれた感が強い。
 
勝因のひとつは、立ち上がりから中盤を制圧できたことだろう。事実、久保建英が「今日はたくさんボールが来て、すごく前を向けた」と言うように、仕掛けや崩しの局面でも能動的なアクションが多く見られた。
 
 久保の2ゴールに目を奪われがちだが、中盤に落ち着きをもたらしたという点でボランチを務めた橋本拳人の働きは素晴らしかった。的確な捌きで大分のプレスを回避し、絶妙なポジショニングでセカンドボールを回収する。そのうえ、30分には室屋成のクロスにヘッドで合わせて先制点まで奪ってみせたのだから、申し分ない。
 

本人も、大分戦での出来には手応えを掴んでいるようだった。
 
「今日は全員が良い距離感でプレーしていて、そのなかで自分の良さも攻守に渡り出せたと思います。
 
 2-0から1点を返された直後は「若干怖さがあった」(橋本)ものの、そこでも橋本のプレーにブレはなかった。事実、「そこまでピンチもなかったので、慌てないで続けていければ自分たちのペースで行けると思った」。
 
 そんな橋本らの頑張りもあって、後半のアディショナルタイムには待望の追加点が生まれる。久保のダメ押し弾を振り返って、橋本は少し笑顔を見せつつ「やっぱり、素晴らしい。彼に頼りっぱなしだなって思いますね」とコメントしていた。
 
 いやいや、と思う。確かに久保も素晴らしかったが、試合を優位に進めるうえで橋本のボールハント、前線への走り込みは見逃せないファクターだった。久保が思い切ってドリブルで仕掛けられるのも、その後方に右サイドバックの室屋成、ボランチの橋本や髙萩洋次郎、左サイドハーフ東慶悟らチームメイトのサポートがあるからで、大分戦に限れば橋本の攻守に渡る貢献度は計り知れないものがあった。
 
 決して、チームワーク抜群の今のFC東京は、決して久保に頼りっぱなしのチームではない。
 


長友佑都激怒!名門大学サッカー部員のリプ「僕が1万円払うので愛梨とフィジカルトレーニングいいですか?」

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トルコ1部ガラタサライに所属するDF長友佑都(32)が、「1万円を支払って教える」企画で、某有名大学サッカー部員と思われる失礼なリプライに怒りを露わにした。 

長友は5月30日、今季限りでメルボルン・ビクトリーを退団したMF本田と同じような企画を投稿。「僕が1万円払うので、僕にフィジカルトレーニングを教わりたい人っていますか? ただ条件があって本気でワールドカップを優勝したいという人に限り、そして僕が教えたい人を好きに選びます!僕がお金を払って教えます」と参加者を募集していた。 

これに名門大学サッカー部員とみられるアカウントから「僕が1万円払うので、(妻の平)愛梨とフィジカルトレーニングしていいですか?ただ、僕のワールドカップを初優勝させてもらいます」と不適切極まりないリプライをした。さらに「これ俺が選ばれるやつやん(笑い)」と企画自体をばかにしたかのようなリプライを続けた。 

このリプライに激怒したのが企画を立案した長友だ。「名門○○大サッカー部の人間がこれか。だせーな」と怒りのツイート。怒りの理由として「何事もスルーして見て見ぬ振りすることは簡単で楽なんだよ。でもその人やその周りに伝えたいメッセージがあるときは、どう思われようと俺は伝えるよ。気づきで人は変われるから。あと家族や愛する人を侮辱する人には立ち向かうよ」と熱いメッセージを記した。 

「完全に笑えない」など、長友擁護が圧倒的に多かった。だが中には一般人からリプライなだけに「長友さんは冗談も通じないの?」と反論もあった。この問いに長友は「冗談? 冗談だったら何を言ってもいいのか?」などと応戦した。

2年連続の決勝で14年ぶりCL制覇へ…クロップ監督「昨季とは全く違うチーム」

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前日会見に出席したクロップ監督 [写真]=UEFA via Getty Images


 リヴァプールは6月1日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝でトッテナムと対戦する。ユルゲン・クロップ監督は前日会見で「昨シーズンとは全く違うチーム」と成長への自信を語った。クラブ公式サイトが伝えた。


 昨シーズンのリベンジに燃えている。リヴァプールは昨シーズンに11年ぶりのCL決勝進出を果たしたが、王者レアル・マドリードに敗れて優勝を逃していた。それでも2年連続で決勝に駒を進め、今シーズンこそ14年ぶりの欧州制覇を狙う。

 クロップ監督は会見で、「チームは一緒に多くを学んできた」と昨シーズンからの成長を語った。「多くの選手とこの3年間をともにし、いくつかの選手とはこの1年間一緒に戦ってきた。今シーズンはまた多くのことを学んできて、昨シーズンとは全く違うチームとなった。だから、決勝は我々の成長にとって、そこまで重要ではない。決勝は次へのステップの始まりでしかないのだ」

 さらに「今シーズンは同じサッカーができていないとの声もあったが、チームは素晴らしいサッカーを続けている。我々は前進しなければいけないし、チームもそれに応えてくれた。それがプレミアリーグで97ポイント獲得できた理由だ。チームは一貫して戦ってくれたからね。だからこそ今ここにいる。明日(決勝)もまた一貫性を持って戦わなければいけない」と試合を見据えた。

天才・小野伸二が語った“神”たち。山崎光太郎、中村俊輔への「すごっ」。

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2015年3月に発売したNumber874号の取材で、ラモス瑠偉さんがこう言っていた。 

「日本で天才がいるとしたら、僕は一人だけだと思う。小野伸二。もし怪我してなかったら、化け物みたいな選手になっていたよ」 

サッカーにおいて「天才」の定義は難しい。シンプルに言えば「サッカーがとてつもなくうまい選手」ということになるだろうが、「うまい」の種類もさまざま。 
華麗なドリブルで相手DFを何人も抜いてしまう人、正確無比なキックで味方の足元にぴたりとパスを届ける人、 
抜群の嗅覚でゴールネットを揺らす人、などなど。それぞれのサッカー観によって、「うまい」のイメージは違ってくるだろう。 

では、ラモス公認の「天才」小野伸二はどう考えるか。5月、北海道コンサドーレ札幌のクラブハウスで、本人に聞いてみた。 

サッカーがうまい人って、どんな選手だと思いますか?  

天才は、いつもの柔らかな笑顔とともにこう語り始めた。 

「うまい選手って、会った瞬間にわかるんですよ。まずオーラがある。相手が小さい子でもそう。すれ違ったときに『あれっ? 』って。 
顔つきが違うし、雰囲気がめちゃめちゃ出ているんですよ。わかる人にはわかるかもしれないですけど……」 

1歳上の「本当に神様」だった選手。 

ほぉー。と、相槌は打ったものの、凡人にはやっぱりわからない。ならば、小野のキャリアの中で出会った「うまい」と思った選手は?  
小野がまず挙げたのは同郷の先輩、名古屋グランパスエイト清水エスパルスヴァンフォーレ甲府で活躍したドリブラーだ。 


山崎光太郎さん。1歳上で、もともと名前は知っていたんですけど、中学2年のときに地域選抜のセレクションで初めて見て、“この人、すげぇな”って。 
プレーも、雰囲気も、1人だけ別次元で。身長は165cmくらいですけど、技術が高くて、FWとして動き出しがすごくいい。 
僕のタイミングを理解してくれるから、めちゃめちゃパスが出しやすかったですね。タカ(高原直泰)は光太郎さんと同じ清水東高出身だから、きっと僕と同じことを言うと思います。 
僕らの高校時代、光太郎さんは本当に神様でしたから」 


俊輔のプレーは、小野でも予想できない。 

続いて小野が挙げたのが、あのレフティーだ。 

「シュンくん(中村俊輔)は1学年上で、高校時代に対戦したことはなかったんですけど、横浜マリノスでのプレーを見て、“すごっ”って思いましたもんね。 
シュンくんのプレーって、観ていてワクワクするじゃないですか。“ここにパスを出すだろうな”という予想を良い意味で裏切って、“そこか! ”ってところに出せる。 

そして何よりフリーキック。あれは神ですよ。蹴った瞬間に、“これ入る”ってわかっちゃう。シュンくんと一緒に試合に出ていたら、自分がフリーキックを蹴ろうなんて思わないですもん。僕だって、横で観ていたい(笑)」 

ジダンの間合いはまさに「無」。 

小野は日本代表として、国際Aマッチ56試合に出場した。2001年夏にフェイエノールト(オランダ)へ移籍し、加入1年目でUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)の優勝トロフィーを掲げた。 
対戦相手としても、チームメイトとしても、数々のビッグネームとプレーしている。その中で、最もサッカーがうまかった選手は誰か。 

ジネディーヌ・ジダン。本当のすごさを感じたし、もう、あの人の間合いには誰も立ち入れなかった。ボールを奪いに行っても、絶対に取れないと思うんです。 
今までそういう選手には出会ってこなかったけど、彼だけは“何を考えているんだろう”って不思議だった。“次はこうするよ”という気配を出さない。『無』な感じなんです」 

きっと清水商高校時代や浦和レッズでのルーキーイヤーに小野選手と対戦した相手は、同じように「絶対に取れない」と思っていたんじゃないですか?  

そんな感想を伝えると、目の前の天才は照れくさそうに笑った。 

ラモスさんだけじゃなく、多くのサッカーファンが「もし怪我してなかったら、化け物みたいな選手になっていた」と思うはず。 
それほどまでに、今回のインタビューで小野伸二が語った「怪我をする前に見えていた光景」は、すごかった――。

アトレティコとバルサに亀裂 グリーズマンの交渉巡り法的措置を検討

アントワーヌグリーズマン

仏代表で練習するグリーズマン

『As』によれば、アトレティコ・マドリーは、アントワーヌ・グリーズマン獲得の可能性があるFCバルセロナに対して法的措置を検討している。



すでにアトレティコ退団を発表しているグリーズマンは、3月にバルサと契約を済ませていたと『El Larguero』が報道している。

グリーズマンアトレティコとの契約は、2023年までであるものの、7月1日以降はその移籍金が2億ユーロ(約242億円)から1億2,000万ユーロ(約145億円)に下がることになる。

アトレティコは、チャンピオンズリーグラ・リーガのタイトル獲得の可能性があるなかでバルサが自身の保有する選手と契約していたかもしれず、今回の件に関するバルサの姿勢に大きな不信感を抱いている。

アトレティコは、『El Larguero』が報道した内容を注意深く調査しており、バルサに対して法的措置を起こすか検討している。

グリーズマンのアディオス
5月14日、グリーズマンアトレティコの役員達(ギル・マリン、ディエゴ・シメオネアンドレア・ベルタ)にクラブを離れる意思を伝えているものの、どのチームへ加入するかは明確にしていなかった。

しかし、アトレティコでは、グリーズマンの将来がすでにバルサにあると考えられている。アトレティコは、昨シーズンにバルサグリーズマンと交渉したことを快く思っていなかったが、アトレティコバルサの幹部達の関係性は常に良好であり、お互いに尊重し合っていた。しかし、今回の信頼を裏切るバルサの行動に、アトレティコは怒りを露にしている。

伊東純也、現地メディア“今季ベスト11”で右ウイング部門制覇 「美しいものを見せた」

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ベルギー1部ヘンクの日本代表MF伊東純也は今季、途中加入ながらプレーオフ1(PO1)で9試合出場2得点を記録するなど、ポジティブなインパクトを残した。

最終的に優勝を果たしたヘンクを牽引する活躍を見せたが、現地メディアは伊東を「今季ベストイレブン」の1人に選出。「多くの美しいものを見せた」と活躍を称えている。 


ベルギー1年目ながらボンゴンダ、デニスを抑えて右ウイングで「39%」の支持率を獲得


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伊東は1月のアジアカップ後、Jリーグ柏レイソルからヘンクへ期限付き移籍。2月21日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)32強のスラビア・プラハとの第2戦(1-4)で移籍後初出場を果たすと、同24日のリーグ第27節アントワープFC戦(0-0)でリーグ戦デビューを果たす。3月17日の第30節ズルテ・ワレヘム戦(3-3)では、移籍後初ゴールを含む1得点1アシストの活躍を見せた。

その後のPO1ではさらに存在感を発揮し、9試合2得点と勝利に直結するプレーも増やして優勝に貢献した伊東を、サッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」ベルギー版は独自に「今季ベストイレブン」を選出。右ウイングに選んだ伊東に、次のようにコメントを添えた。

「日本人プレーヤーは短期間で多くの美しいものを見せた。読者が右ウイングのポジションに、(ズルテ・ワレヘムのベルギー人FW)テオ・ボンゴンダではなく、伊東を選ぶには十分だった。伊東は39%の支持を得て、ボンゴンダが30%、(クラブ・ブルージュのナイジェリア人FW)デニスが20%だった」

「VoetbalPrimeur」ベルギー版の「今季ベルギーリーグベスト11」は以下の通り。

GK
シナン・ボラト(アントワープ/トルコ代表)

DF
セバスティアン・デワースト(ヘンク/ベルギー)
ブランドン・メシェレ(クラブ・ブルージュ/ベルギー代表)
ヨアキム・メーレ(ヘンク/デンマーク
イェレ・ウロネン(ヘンク/フィンランド代表)

MF
ルスラン・マリノフスキー(ヘンク/ウクライナ代表)
ハンス・ヴァナケン(クラブ・ブルージュ/ベルギー代表)

FW
伊東純也(ヘンク/日本代表)
レアンドロ・トロサール(ヘンク/ベルギー代表)
ムブワナ・サマッタ(ヘンク/タンザニア代表)
ウェズリー(クラブ・ブルージュ/ブラジル)
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欧州1年目でのセンセーショナルな活躍は、ベルギーでも高い評価を得ている。伊東のさらなる飛躍に期待が高まるばかりだ。