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トーレス、メキシコ移籍に拍車? 噂のクラブが1部昇格、主力DFもラブコール「実現してほしい」

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サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、今夏のメキシコ行きの可能性が現地メディアで取り沙汰されているが、噂に上がるアトレチコ・デ・サンルイスが来季の1部昇格を決めたため、トーレスの移籍話により一層の拍車がかかっている。そしてアトレチコ・デ・サンルイスに所属するDFウナイ・ビルバオが、トーレスにラブコールを送っているとスペイン紙「AS」が報じている。

昨夏に鳥栖に加入したトーレスは、ロングボールを主体とするチーム戦術のターゲットマンに徹したことで、リーグ戦3ゴールにとどまった。だが、残留を懸けた運命の一戦となった第33節の横浜F・マリノス戦(2-1)では、値千金の決勝ゴールをマークし、14位での残留に大きく貢献した。

しかし、今季は第11節終了時点で2勝1分8敗の最下位に沈んでおり、昨季以上の苦戦を強いられている。アトレチコ・マドリード時代の同僚だったルイス・カレーラス監督が、5月5日に成績不振により退任。金明輝監督が再就任して臨んだ11日の第11節ガンバ大阪戦では、3-1と7試合ぶりの勝利に加えて今季初の複数得点と幸先の良いスタートを切ったが、トーレスはスタメンから外されていた。 


アトレチコ・デ・サンルイスが1部昇格でトーレス獲得に本腰か


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一方、海外ではトーレスのメキシコ行きの可能性が取り沙汰されており、現地メディアはアトレチコ・デ・サンルイスが1部昇格を決めた場合、トーレス獲得に本腰を入れると伝えていた。そして、現地時間5日に行われた後期リーグのプレーオフ決勝第2戦で、アトレチコ・デ・サンルイスが延長戦の末にドラドスに1-0で勝利。前期リーグ制覇と合わせて総合優勝となり来季の1部昇格が決定、トーレスの移籍話に熱が帯びることになった。

記事では、「ウナイ・ビルバオ:私はフェルナンド・トーレスとチームメートになりたい」と見出しを打ち、昇格決定となった一戦で決勝ゴールを決めたビルバオのインタビューを掲載。記者からトーレスの加入の噂について尋ねられると、共闘を熱望するコメントを残している。

「メキシコでは多くの噂が飛び交い、SNSでは噂が瞬く間に拡散し、皆が夢中になる。そして、この話が真実であることを僕は願っている。もしトーレスが同僚になったら……考えるだけで倒れそうになるよ。ぜひ実現してほしい。難しいことは分かっているけどね」
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アトレチコ・デ・サンルイスは、トーレスの古巣アトレチコ・マドリードが株式の51%を保有する“傘下クラブ”であり、それが大きな後押しになる可能性はあるが、高額年俸など金銭面でクリアすべきことも存在する。メキシコで獲得の噂が熱を帯びるなか、今夏のトーレスの動向により一層の注目が集まりそうだ。