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名古屋FWジョー、無傷のホーム戦5連勝に満足感「今年一番よくやれた」

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力でねじ伏せたボレーだった。名古屋グランパスFWジョーは、自身の得点を喜びつつ、「今年で一番よくやれた試合」と満足感を示した。

12日に豊田スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第11節の浦和レッズ戦。序盤から圧倒的にボールを支配し、攻め立てる名古屋は、17分にジョーのポストプレーにリーグ戦初スタメンのマテウスが豪快な左足シュートを沈めて幸先よく先制に成功した。

そして41分、「セカンドボールのところで(宮原)和也がそこで勝つのを最後まで信じていた」と、宮原の折り返しに強烈なボレーをゴールに叩き込んだ。フリーではあったが、「すべてのゴールを最後まで信じる」部分が大事であったと振り返った。 


ジョー、貫禄の1得点1アシスト


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ジョーの一発で前半のうちに2点リードを奪った名古屋はその後、試合巧者ぶりを見せて浦和の反撃をシャットアウト。今季6度目のクリーンシートを達成した。ジョーは「チーム全体として、走りきってやるべきことをしっかりやれた」と手応えを感じているようで、「自分たちでしっかりゲームコントロールができて、集中力が90分間切れなかったので、本当にミスが少なかった試合」と総括。その上で「今年で一番よくやれた試合かな」と喜んだ。

前節の湘南ベルマーレ戦では無念の途中交代を宣告され、チームはその後息を吹き返してドローに持ち込んだ。エースとしての自負はあるものの、「どの試合でもやっぱり全力尽くさないといけないと」メンバーを外れる厳しい環境であることは理解しているようで「自分は成長しなければないけない」と、さらなる進化を誓った。

これで名古屋は、開幕節からのホーム連勝記録を5試合に伸ばした。最多記録は2012年に記録した4試合だが、今節の勝利でその記録を更新した。

名古屋のエースは「みんなが全力を尽くすこと」をチームの絶対的なストロングポイントとして挙げながらも、「プラス、サポーターの後押しがすごく大事だと思う」とジョー。すなわち、そこに「我々の強さがある」。昨季は残留争いを強いられたが、今季は11試合で7勝2分2敗の2位に位置。

首位を走るFC東京を勝ち点4差で追走しているが、これを快進撃というのか、必然の結果というべきなのか。3分の1を終えたJ1は、ここから厳しい夏場に入る。この日見せた圧倒的スタイルを継続することはできるのだろうか、今後の風間グランパスに注目が集まる。


次節、名古屋は川崎と対戦する。